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・このblogは管理人尾崎郁巳(米子)が運営する戦国BASARA&お侍&銀魂&三国志等のよろずblogです。 ・同人要素&女性向き表現を含みます。苦手な方はご注意ください。 ・版権等について、原作者・出版社とは関係ありません。 ・このblog内バナー以外の文章・画像等転載を禁じます。
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2018.02.24 (Sat)
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ネタバレ程ではないのですが・・

七郎次×平八小説もどきです
女性向けの表現は含まれてはいないのですが、そういう雰囲気ですので苦手な方は「つづきをよむ」に進まないようにご注意くでさい。
ネタバレ程ではないです。


村について暫くしたあたりの話です。









貴方の隣で眠る安心感。
貴方の「おやすみなさい」の一言で、独りの世界の眠りという闇が安らぎに変わる…。
貴方の側で眠る幸せ…。



「おやすみなさい」の魔力




すっかり夜もふけた刻限、久しぶりに侍に宛われた小屋へと平八は足を向けた。作業は途中トラブルがあったが、なんとか予定の状態まで持ってこれた。
数日しかたってないのに随分と久しぶりに感じる侍達の顔を見て作業場に戻るのもいいだろう…そう考えて平八は小屋までやってきたのだ。
そこでばったり出くわしたのが同じく忙しく村のあちこちを走り回っている七郎次だった。
一言二言、言葉を交わして、小屋を後にする…、そういう予定だった平八の思惑は、この七郎次によって打ち砕かれてしまうハメになっていた。
そう…平八は今、何故か小屋の中で監視付きの元、布団の上に押し込められ横になっていた。
「…あの~、七さん…」
情けない声で隣に座る七郎次に語りかける。
「どうしやした?」
にっこり微笑む七郎次の顔に深い溜息を吐き、平八は居心地が悪そうに布団の上で身じろぎをした。
「…作業場に帰りたいんですが…」
「…駄目でげす」
即答で二の句を遮られてしまう。
先程からこれの繰り返しだ。
「平さんはここん所ろくに寝てないでげしょ…、たまにはゆっくり寝ないと身体を壊してしまいまさあ」
と言うが早いか七郎次は平八の隣でぐちゃぐちゃになってしまってる布団を平八に被せてしまう。
「ちょっと!困りますよ~七さん!!!!」
頑なに自分を眠らせようとする七郎次に平八はほとほと困りはてていた。

正直に言うと疲れて身体は悲鳴をあげている…、しかしまだ眠るわけにはいかなかった、いや、眠るのがいけないわけではない、眠る事により疲労を回復させ、頭もすっきりして作業効率は一段とアップするだろう…、しかし平八は「眠る」という事に対して恐れの感情を抱いていた。
「眠る」…その行動から引き起こる現象を恐れているのだ。
しかし人間は全く眠らないという事は不可能で、平八もそれはよく心得ていた。でも、今はまだ眠りたくなかった。
まだ足りない…だから眠りたくない。
今眠ればアレを見る可能性が高い…、だから平八は必死でこの状況から逃れようとしていたのだ。

平八のいう「アレ」、則ち夢…。
平八は夢を恐れ怖がっていた。

―さて…どうしたものか…

そう平八が考えていたその時、不意に投げ出すように置いていた片方の手の上にそっと手が重ねられた。
びっくりした平八は七郎次の方へと視線を向ける。
「七さん?」
戸惑う平八とは対象的ににっこりと優しく微笑みを浮かべ七郎次は静かな声で語りだした。
「…驚きやしたか?…昔、まだあたしがほんの小さいガキの頃…、眠れなくて寝返りをうっていたら、姉がよくこうやって手を握ってくれてたんでさあ…」
懐かしむように目を細め平八へと視線を向けたまま七郎次は口の端を上げて意味深く微笑みを落とした。
「…平さんがあまりにも駄々をこねるのでここは一つ真似てみた次第で…」
「…はあ…」
意味深な微笑みはこのためか…と平八は納得してしまった。

―それにしても…

「…男同士で手を繋ぎ眠るのはちょっとアレではありませんか?」
茶化して言う平八に、七郎次は自分の額をぺちんと叩く仕種をしながら「あいたああ~ご最も~」と平八同様に茶化してみせた。
そうしながらも、重ねた手の温もりは一行に離れようとはせず平八の手の上に置かれたままだった。
平八は少し気恥ずかしさを感じながらも、重ねた温もりはそのままで七郎次から視線を逸らし観念したかのように瞳を閉じた。

「…大丈夫でげすよ…」

ふにい落ちてきた言葉。
ビクッっと平八の身体が揺れた。
「…」
言われた台詞の意味あいを計りかねて平八は一度は逸らし閉じた瞳を空け七郎次の顔を真っ直ぐに直視した。
いろりの火の明かりのみで照らされた薄暗い室内の中で、見つめた先の顔はくっきりとした明暗を描き、七郎次がどれほどに整った顔の持ち主なのかを鮮明に物語っていた。
その表情はドキっとするくらい優しげで…。
見つめ続ける事への警告が頭の端に響きながらも逸らす事が出来ずに見つめてしまう。

「…あたしがついてます…」
「………」
「…恐ろしい思いをしたらあたしが振り払ってあげまさあ…」
胸の内を全て見られたような錯覚に平八は無意識に手を引っ込めようとした。
それを許さないと七郎次は添えるだけだって手を握り込む。
「……七…さ」
「疲れすぎると悪い夢をみると…昔からいいまさあ…だから平さんも悪い夢を見る前に…ね」
七郎次のその言葉に内心を見透かして言った台詞ではないのだと平八は内心安堵のため息をもらした。

「…そうですね…では一刻だけ眠るとします」
「あいよ」
威勢よく返ってきた相槌は普段の七郎次のもので、平八は安堵の溜息をもらすと素直に瞳を閉じた。
決めてしまえばすぐに疲労感から襲ってきた睡魔に身を委ねながら、離れていかない温もりに安心感を覚え眠りにおちていった。

平八が完璧に眠った後、七郎次は身を屈め髪に唇を当てた。
「おやすみなさい…平さん」
七郎次の優しく囁いた声が予感を孕みながら静寂に溶けていった…。


貴方の隣で眠る幸せ…。
(終)




・はじめての七郎次×平八です。(汗)
寝ようとしてぱっと浮かび携帯に書きなぐった小説でした。
78もこれから少しづつ話を進めていきたいですv
七さんは優しく、久蔵は激しくな進めでがんばっていきますね!汗
感想とかいただけたら励みになりますですvv
読んでくださりあらがとうがざいましたvv

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無題
あったかまりがあってすごくドキドキしました。これからも頑張って書き続けて下さい!応援しています!
もん太 2009/01/24(Sat)00:01:24 編集
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