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・このblogは管理人尾崎郁巳(米子)が運営する戦国BASARA&お侍&銀魂&三国志等のよろずblogです。 ・同人要素&女性向き表現を含みます。苦手な方はご注意ください。 ・版権等について、原作者・出版社とは関係ありません。 ・このblog内バナー以外の文章・画像等転載を禁じます。
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2018.05.24 (Thu)
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バサラ小説ですvv
2006.11.21 (Tue)
バサラ小説ですvv

元親ベースな元親と猫の話ですvv
元親×元就の話ですが、今回は元親しかでてきません。
そういうシーンはないですが女性向きな話なので苦手な
方は「続きを読む」に進まないようにしてください。
今回、毛利三男、隆景がでてきますvv

ーなあ・・・、俺にこいつくれないか?
                   「鬼と猫」より<
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元親と猫の話ですvv
親就なので女性向きな話が苦手な方は下へ進まないようにしてください。
















「鬼と猫」










木枯らしが吹き本格的な冬の到来に猫背ぎみな肩をさらに丸くして元親は城へと続く道を急ぎ足で進んでいた。
すでに行き来するのに慣れてしまった郡山城への上り坂を、今日は珍しく正面の城門から入ろうと上がっていく。
途中でもう顔見知りになった毛利の家臣達と言葉をかわしながら城壁の内部に入り込む手前でふと足を止めた。
「お?」
元親が見つめる先に、ちょこんと座りこちらを見つめる黒猫がいたからだ。
「猫がいるなんて…珍しいじゃね~か…」
そういいながらその場でしゃがみ込み「チッチッ」と舌を鳴らして手招きする。人が忙しく行き来する城壁付近の敷地内にいる猫だから人懐っこいだろう…と試してみたら見事にプイっとそっぽむかれてしまった。
そのつれない仕種がこの城の主と被って見えて元親は「くっくっくっ…」と笑った。暫く姿勢はそのままで猫をぼんやり見つめていると、猫も猫で逃げるでもなく元親を見つめ返してきた。
漆黒と表現するのが相応しいくらいに綺麗な黒い毛はしっとりと艶をだしどことなく上品な雰囲気をかもしだしていた。
とくに瞳が変わっていて、最初は碧色だと思った瞳は光りの角度で淡い茶色だと解った。

―…野良にしちゃ毛並みが綺麗な猫だぜ……誰か飼ってんのか??

なんてぼんやり考えていたら、今日一番の突風が吹き元親は思わず身を縮めた。

―寒い~!!!やっぱこっちは寒いぜ…

と、猫に視線を戻せば猫も猫で先程の風が堪えたらしく座る背が少し丸くなっていた。
もう暫く歩かないと城内に入れない…。
そう思い何気なく猫に話し掛けてみる。
「お前もそこにいたら寒いだろ?俺と一緒に来るか?」
なんて…解らね~よな…と自分で突っ込みを入れる元親に猫は暫くは動かなかったが…、言葉が通じたように元親の側へと寄ってきた。
そしてぽかん…とその様子を見ている元親のしゃがみ込む足元へと寄ってきたと思ったらひょいっと前足を元親の膝へあてまるで連れていけと言うように「にゃあ」と一度だけ鳴いた。
「うお!!!?」
まさか言葉が解るんじゃね~よな…と思いながら猫を見つめ固まっていると、催促するように触れている前足が爪を立ててきた。
「うわ!!!マジかよ…」そう言いながらも猫の催促に満更でもない元親はひょいと猫を持ち上げる。
ぶら~んと垂れた猫の姿をまじまじと見つめながら「お!お前雄か!ちっさくて細えから雌かと思ってたぜ」と言えば、意味が解るように猫が毛を逆立てて怒った。
暴れだした猫に「悪い悪い…そう怒るなって…」と謝りながら優しく抱き直すとそのまま風から護るように上着の間へ押し込み抱き込んでやると暴れていた猫も懐の温もりの魔力に負けたのか大人しく抱き込まれた。
それでも警戒はしているのか、いつでも逃げれるように地面を見つめて固くなっている。

―…なんか…元就みてぇ~だなこいつ…

その反応に、ふいに抱きしめたら身を委ねるのに身体を強張らせ固まる元就の反応を思いだし、その姿を思い浮かべる。
固まり頬を朱く染めた元就の表情が可愛くて素直に告げれば腕の中で大暴れする姿と先程の猫の類似した反応に愛しさが込み上げてきて、このまま土佐に連れ帰り飼ってしまおうか…と腕の中で相変わらず固まったままの猫をひとなでする。途端にさらに警戒心を抱いたのか腕に爪を少し立て威嚇してきた。

―あ~やっぱ元就みてぇだ…こりゃ飼うしかねぇ!…土佐に連れて帰ろう…

元就を連れて帰れないので変わりにこの元就と類似した猫を連れて帰り可愛いがろう…そう心に決めた元親は腕の中の猫に視線を向けたまま「…あいつ…猫連れていっても怒らね~よな…」
と独り言をもらすと城へと続く道を急ぎ足で歩きはじめた。


暫く歩くうちに警戒していたはずの猫は懐の温もりに負けたのかすうすうと気持ち良さそうに寝息をたてながら眠っていた。
その事に気がついた元親の表情は自然と柔らかな物になる。
その姿を見つめるうちに元就もこれくらい可愛い所を見せてくれね~かな…と考え、腕の中で無防備に眠る元就の姿を想像してにやけていた。
こいつの名前…「元就」にしよう…なんて考えていたら、前方からバタバタと慌ただしい足音が聞こえてきた。
「…ああ?」
すでに城内に入り、元就の部屋を目指そうとしていた元親は足を止めて足音がする方に向いた。
にやけた顔を引き締め音のする方を見つめる。
それと同時に角を曲がり音の主が姿を現した。
「……!?長曽我部殿!!?」
「……なんだ…隆景かよ」足音の主は元就の三男で現在は小早川家に養子としてでていた小早川隆景だった。
三兄弟の中で頭脳容姿共に一番元就から色濃く受け継いでいて頭の回転が早く、計算高い面と末っ子独特の甘え上手で要領よい世渡り上手な面も持ち合わせていた。
容姿も元就に一番よく似てはいるものの身長が高いのと、目元が母親似なのだろう、ぱっちりと丸い柔らかな印象を与える目をしていてそこが元就と違い似た容姿をしているのに優しい印象を与えていた。
普段は礼儀正しく接してくる抜目ない三男は、ひどく慌てている様子で元親の目の前まで勢いよく走ってきてそして固まった。
「も!!!!!!!!??」
何か言おうとしたのか「も」の一文字だけ言い青くなって口ごもる。
目線は元親の腕の中で眠る猫にくぎづけ状態だった。「も?」
不振に思い聞くと止まったまま、今度は視線を漂わせた後に「も…も…もも…申し訳ない」と明らかに取って付けた様な謝罪をのべて口を閉ざした。
「…はあ?」
元親は訳が解らずに間抜けな返答を返すと、隆景は暫く考えた後に「…胸の」と言い猫へと視線を戻した。その様子に違和感を感じながら元親は視線の先を見て言わんとした事を悟り肩を落とした。
「ああ!?この猫お前が飼ってんのか?」
そういうと歯切れ悪く「ええ…まあ…」と返事を返してきた。

―…隆景の猫だったのかよ…ちくしょ~

野良なら気兼ねなく土佐に連れて帰れるが、飼い猫なら無理矢理連れて帰るわけにはいかない…、隆景の反応からするとひょっとしたら元就が飼ってるのかもしれない…、そこまで考えて連れて帰る事を断念した。四国の鬼の名で知られている元親も本当に鬼ではない、一度深い溜息をはくと腕でまだ眠っている猫をそっと撫でた。
「…元就~連れて帰りたかったぜ~」
情けない声で嘆く元親の横でギョッとしたのは隆景で、酷く焦りながら口をはさんだ。
「も…元就!!?」
その凄まじい剣幕に元親はまったく動じる気配もなく坦々と嘆きをぼやく。
「…あ?ああ…すまねぇ。こいつ、あまりにも元就に似てたから「元就」って名前つけて土佐に連れて帰ろうと思ってたんだ……」
そう残念そうに言う元親に隆景の顔色がみるみる悪くなっていく。
青い顔が白い顔に成り下がってしまっていた。
「…☆¥$%*@」
何を言ってるのか解らないくらいにぼそぼそと口を開き唸っている。
そんな隆景の様子なんて全く気にもとめずに元親は未練たっぷりに隆景に「なあ…俺にこいつくれないか?」と駄目もとで言った。
「!!!?ダメ!!!それだけは駄目でござる!!」途端に血相を変えて言う隆景に「やっぱり駄目か~」と元親はさらに肩をがっくり落とした。
元就の実の息子ながら元就を崇拝している隆景にしてもやっぱりこの猫は可愛くて仕方ないのだろう…と解釈してしまった元親は「仕方ね~よな…」というと腕の中で眠る猫を隆景へと渡した。

渡された隆景は何故か戸惑いながら慎重に受け取るとまるで極上の宝物のように丁寧に優しく抱き込んだ。肌の温もりが一瞬消えた感覚に猫の耳がピクっと動いたがよっぽど気持ち良かったのかまだ眠ったままだった。
その眠った猫の姿に隆景は驚いたのか一瞬瞳を見開いた後、柔らかな表情をした。
いくら可愛いがっている猫とはいえ国宝でも持ってるのかというくらい丁寧かつ慎重に抱いている隆景の様子を元親は不思議そうに見つめていた。
「……長曽我部殿、元就様の室へ参られるのか?」
猫を起こさないようにであろう声を潜めて話す隆景に元親も自然と声が小さくなる。
「んな事は、聞かなくてもよく解ってんじゃね~のか」いつも邪魔してくるんだしよ…。
そう不満たらたらに言えば、「今回は邪魔しない」ときっぱりと返ってきた。
二人そろい目的の部屋へと歩きだしながら、珍しい事もあるもんだ…と元親が思っていると隆景は童が悪戯を成功させた時に見せるような表情で元親へと視線を向けて言った。
「…長曽我部殿…、この猫凄く頭がよくなかったですか?」
にやにや笑う隆景を訝しみながら答える。
「…ああ?…まあ、よかったな…俺の言ってる事が解ってる感じだったし…」
そういうと隆景は堪らずという感じにくすくす笑うと歩く足を止めた。
自然に元親も足を止めて隆景の方へと顔を向けた。

「…それが秘密を解く鍵ですよ…」

そう意味ありげな言葉を言うと「父上は今不在ゆえ、暫くは室で待たれよ」とだけ言うと元親を残し去って行った。
残された元親は去り際の隆景の言葉に何かしらの違和感を感じながら「なんなんだ…」と呟くとそのまま目的地へと歩き始めた。
頭の中でやっぱり惜しいよな…などと諦め悪く嘆きながら…。

そして、隆景の残した言葉の意味を元親が知るのは数刻後の事であった。

(終)







・猫の正体は言わなくても解かってしまいますねvv笑
シリーズ物ですので第二弾も頑張りますvv
本当は拍手御礼用に作った話ですごく短かったはずなのに
なんだか長くなりました。汗
う~ん・・・。泣
やっと念願かなって毛利三兄弟が出せましたvv
今回は隆景ですvv笑
本当は三兄弟ではなくもっと兄弟がいますが、同母は隆元、元春、隆景の三兄弟と長女可愛だけという
理由と元就が正室美伊の方の事を生涯愛していて、美伊の子供等を大切に扱って 
いたという理由からこの4人を中心に毛利兄弟をちょくちょくだしていきたいですvv

次は娘婿隆家も現れる予定ですvv
ほのぼのな話を目指してがんばりますvv
読んでくださいましてありがとうございましたvvv
感想等いただけたら喜びますvv








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