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・このblogは管理人尾崎郁巳(米子)が運営する戦国BASARA&お侍&銀魂&三国志等のよろずblogです。 ・同人要素&女性向き表現を含みます。苦手な方はご注意ください。 ・版権等について、原作者・出版社とは関係ありません。 ・このblog内バナー以外の文章・画像等転載を禁じます。
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2018.02.24 (Sat)
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バサラ小説ですvv
2007.01.28 (Sun)
バサラ小説ですvv

前田慶次×毛利元就小説ですvv
女性向き表現がありますので苦手な方は「続きを読む」に
進まないようにご注意してください。
「背中」の一年前くらいの話ですvv

ーそなたの主に、取って食われたは我の方ぞな・・・
                 「喰われたのは・・」より
  


慶次×元就ですvv女性向き表現がありますので苦手な方は下へ進まないようにしたください。















喰われたのは・・・











―キッ…キキキ―

浅い眠りをまどろんでいた元就の意識は奇妙な鳴き声に現実の世界へと引き戻される。
ゆっくりと瞼を開けるとまず視界に写ったのは、脱ぎ散らかされた着物の山、そしてその着物を掴んでは離して戯れる小猿の姿だった。

―……猿……?

意識が覚醒しきっていない元就はぼんやりと着物で遊んでいる猿の姿を眺めながら昨夜の記憶を辿る。
思考が働きだしたと同時に昨夜の情事を思い出しゆっくりと身体を起き上がらせた。
俯せに寝ていた姿勢そのままに手をつき起き上がれば上掛けは元就の腰のあたりまでずり落ちた。
剥きだしになった背中を気にする風もなく横を向けば猿の飼い主がいびきをかきながら眠っていた。

―前田慶次……

昨夜始めて情を交わした。厳島で闘った後から、郡山を訪ねてくるようになったこの風変わりな男は度々現れては元就を困らせた。
最初こそ無下に扱い袖にしていたが、時がたつにつれ室に上がり込む程の仲になっていた。
話しが盛り上がるでもなければ、共に酒を飲むわけでもない…「そなた何が楽しいのか?」と問えば二つ返事で「あんたに惚れたから」と返ってきた。
理解出来ないその理由を戯れ事と認識した元就は、室に上がらせ慶次の好きなようにはさせるものの殆どは職務をこなしあまり相手にしていなかった。
それでも不可思議極まりない慶次が、時折向ける眼差しに聡い元就が気付かぬわけもなく。
暫くは様子をみていた元就は、慶次と情を交わすつもりは露程もなかった。
慶次が狼藉を働けばすぐに叩きだし、永久的に入城を許可しない…それだけの関係と思っていたのだ。

昨夜までは…。

実際に伸ばされ掴まれた腕を元就は振りほどく事は出来なかった。
真剣な眼差しで見つめる瞳に身体の自由が奪われ、ゆっくり重なる口唇に胸の内がざわめいた。
その心境の動きが何故かは元就自身も不明で戸惑いを残した。
重ねるはずのなかった肌を重ね乱れた情景を思いだし一度俯き思案する。

―我は何故…

思考に捕われそうになった所でふと目の前の猿に視線がいった。
先程まで遊んでいた猿は動きを止めて警戒しているのか元就の方を直視して止まっていた。
度々訪ねてくる慶次と共に顔を覗かせるこの猿は、元就に懐いてはいなかった。じっと見つめる猿の指には自身の着物が掴まれている。
元就は暫く猿と見つめあったのちふわりと微笑んだ。元就自身気付かない程に自然に柔らかい微笑みだった。
「…そう恐れるでない…」良い物をやろうぞ…。

そう言うと布団からぬけだし裸のまま襖を隔てて隣接している部屋へと消えすぐさま戻ってきた。
手には蜜柑を持っている。
着物の山で埋もれる猿の側で腰をおろすとゆっくりと蜜柑の皮を剥いていく。
と同時に漂った甘酸っぱい匂いに猿は興味を示したのか怖ず怖ずと元就のひざ元までよってきた。
「そなた…名はなんと申したか…」
と呟きながら剥き終わった蜜柑の実から一欠けらをとると猿へと差し出す。
受け取るのを躊躇している猿に怒るでもなく「そなたを取って食いはせぬ…」
と言い笑った。
猿は恐る恐るではあるが手にしていた着物を離すと元就の指から蜜柑を取ると持ったまま元就の顔と蜜柑とを交互に眺めていた。
そんな様子に気にする風もなく元就もひとかけらむぐと口へと運んだ。
噛みしめれば蜜柑の甘酸っぱさが口内に広がった。

―たまに食うと美味い物よ…

そう思いながら猿へと視線を向ければ元就が食べた事で警戒が薄れたのか口に含み味わっていた。

先程自身が呟いた台詞を思いだし元就はくすくすと笑いだした。
「そなたの主に、取って食われたは我の方ぞな…」

愉快で堪らないという風に笑う元就に、猿はゆっくりと近寄るとチョンと元就の膝に手を置いた。
「キキ…」
催促するように鳴き蜜柑をねだる。
「…そなたも主に似て食い気の多い事よ…」
笑いながら元就は一欠けらもぎ取り猿に渡す。
猿は受け取るとむぐむぐと頬張り、その姿がとても愛らしく見える。
開いた手で頭をゆっくり撫でてやれば、気持ち良さそうに目をつむった。
暫くして警戒心もなくなったのか元就の膝上で座り蜜柑をほおばり始めた。

気温は冬のそれで裸の身体を冷やしていく。
流石に寒くなった元就が側にある乱れた着物へと指を伸ばした頃に背後で音がした。
慶次が起きたのだと気配で解る…。

「あんた風邪ひいちまう」
そう言いながら背後から抱き引き寄せられる。
寝起きの掠れた声に鼓動が跳ねたのを気のせいにし、されるがままに身を預けてやる。
「…誰のせいぞ?」
そう呟いてやれば小さく笑ったのが密着した背中の感覚で解った。
「俺のせい…だよな」
そう言う声は喜びを音にのせ弾んでいる。
喜怒哀楽を隠さない慶次らしい言い方だった。
「…そなた…そんなに我を喰らうたが嬉しいのか…?」
疑問を素直に口にすれば、当たり前だろと呟く。
「…なんせ、夢にまでみた想い人との逢瀬だぜ…。しかもとびきり美人の高嶺の花よ…これを喜ばない男はいないだろ??」
覚醒と同時に活気づき耳元で大声で語る慶次に、少々呆れながらも「そのような物なのか…?」と疑問を口にすると「おうとも!そういうもんよ!!」と即答される。

暫くの間は、他愛ない会話をしていた慶次がふと沈黙した。
その変化が何を意味しているのかを察した元就は慶次に解らないように口唇だけで微笑む。

―まだまだ若いぞな…

刹那、うなじに触れた生暖かい感触に、そう頭で冷静に考えながらも身体は熱くなるのを感じて自然と苦笑いがこぼれた。
湿りを帯びた感触がうなじから下へと移動していくと同時に、抱き込んでいた腕が胸や腰へと移動をし、やんわりとでも明らかな意図を持って動きだす。
それを拒むでもなく身体は預けたまま与えられる感触に思考すらも熱に浮かされ鈍る。
この感覚を元就は嫌いではないと位置づけた。
夢中で元就の身体を貧り愛しはじめた慶次に応えるように首を斜めへと傾け口付けをねだるそぶりをすればすぐに口唇が覆いかぶさってきた。
舌を絡めながら慶次の首へと腕を回し、そのまま布団へと組み敷かれる。
「…元就…あんたを愛してる…」
熱ぽく耳元で囁かれ、その独特に掠れた声に一段と鼓動が跳ね上がった。
「…知って…おるわ…」
そう言い抱きしめる腕に力を込めれば、慶次は子供のように無邪気に笑った。
絡めとられる熱に翻弄されながら元就は静かに目を閉じた。

…ああ…やはり喰われたは……。

<終>








・やっとupできました。汗
昨年の暮れ・・・、12月の半ばくらいには書いてました。
「うなじ」の辺りで止まってました。
何とか頑張りました!「背中」の二人の馴れ初め直後の話ですvv
この話は一応冬物語の「蜜柑」になりますvv
猿、夢吉を可愛がる元就が書きたく夢吉といちゃついてる気が・・。
これからもちょくちょくと慶次×元就を書いていきたいですvv
この次は親就話を書こうと思いますvv笑

感想等や拍手ポチポチとかしてくださいますと喜びますvv
読んでくださいましてありがとうございましたvv



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