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・このblogは管理人尾崎郁巳(米子)が運営する戦国BASARA&お侍&銀魂&三国志等のよろずblogです。 ・同人要素&女性向き表現を含みます。苦手な方はご注意ください。 ・版権等について、原作者・出版社とは関係ありません。 ・このblog内バナー以外の文章・画像等転載を禁じます。
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2018.05.24 (Thu)
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バサラ小説ですvv
2006.11.01 (Wed)
バサラ小説ですvv

長曾我部元親×毛利元就です。
女性向け表現有りなので苦手な方は
「続きを読む」に進まないようにご注意して
ください。



ー我の前で無防備に眠るなど・・・寝首をかけと
言わんばかりぞ・・・・・ー
                「長月・2」




10月31日、11月1日に拍手ポチポチしてくださいました皆様ありがとうございましたvv
本当に励みになりますですvv
ありがとうございましたvv



長曾我部元親×毛利元就です。
女性向け表現有りなので苦手な方は
下に進まないようにご注意して
ください。











長月2









書物へと視線を移した元就は一見、静かにその文面へ視線を滑らせているが、集中はできていないのかあるいは警戒しているのか、意識は元親へと向かっているのが解った。
そんな元就の姿を見上げる元親の表情に先程とは違う笑みが自然に浮かんだ。
楽しそうに細めた視線は愛しい者を愛でるそれで…。時折横目で元親の様子を伺っていた元就はその表情に戸惑う。

―なぜそのような表情で我を見る……

四国へ拉致され人質としての生活を送りはじめて後、幾度となく浮かんだ疑問。無愛想で無表情で性格すら歪みなんの面白みも持ち合わせていない自分をどうすればそのように愛しみを込めた目で見れるようになるのか…元就はそのことが疑問で理解の範囲を越えていた。
そしてそれ故にいつしか元親が苦手になっていた…。


―幾重にも重ね硬く結んだ帯紐の、綻びはじめたは誰のせいか…―


意識せずにはいられない…そんな己に苛立ちを感じながら元就は読み始めた書へと無理矢理集中するように思考を捩曲げた。
相変わらず元親は何をするでもなく楽しそうに元就の姿を眺めている。

―不愉快ぞ…

そんな念に捕われながらも側で横になっている元親の存在に無意識に安堵している事を元就自身も気がついていなかった。
どんなに元就が戦術に優れそれを実行するだけの武術にも秀でた武将であったとしても、中身は人でしかない…。
人が人である故の感情も存在している。
敵国の人質という危うい立場に置かれたこの状況は、元就が気にしていないにしろ、潜在意識レベルで恐れを抱き元就の身体に本人すら気がつかない程度の緊張を促していた。
最初数ヵ月間の極度の緊張と精神的ストレスからかかった身体への負担に比べればかなり微量にはなってはいても、無意識のレベルで存在している。

自国でいた時でも周囲に気を許す事はなく常に気を貼っていた元就はその事自体に身体が慣れて対応をするようになってはいる。
しかし、自国には自分の室があり、そこにいる間は誰にもその領域を侵入される事はなく、少しばかり気を許しつかの間の休息を得る事もできていた。
職務におわれながらではあるが、それでも無意識に精神や体が上げる悲鳴を少しばかり癒す事はできたのだが…、今は敵国に身を置きいつ首を撥ねられてもおかしくない状況に身を置いている。
四国の雄、元親の気分次第でどうにでもなる身の上に立たされ、いつ何が起こるかすらも解らないこの状態で元就の人としての本能が無意識に恐れを抱き少しづつ消耗させているのだ。
だが、現実には元就自身が自覚していない状態で、その事で衰弱したり不安感を募らせるという事はなかった。
あくまで潜在意識レベルでのストレスという事で元就本人すら気がついていない事であった。
その事に他人が気がつくはずはないのだが…、元親はその微妙な元就の心情を本能的な勘で察知しているのか、こちらも無意識にではあるが元就の精神の領域を包み込むように元就の微妙な変化に対応していた。
その結果、そういう状態に追い込んだ張本人に無意識にでも安心感を感じるという奇妙な事態を引き起こしていた。
その感情がどういう部類に俗する感情か…という点に関しては元就が気がつくはずもなく日々、時間だけが経過している状態にいたっていた。

暫くは近くに感じる元親の存在に思考が分散され集中する事が出来なかった元就も、時間がたつにつれいつしか目を通す書物へと意識を集中していった。
集中している間は周りがまったく見えないくらい没頭するのは元就の悪い癖でもある。
気が済むまで書物を堪能しふと周りの静けさに気がつき顔を上げ辺りを見渡す。ひんやりとした空気に物音一つしない静寂が室内を包み、すでに真夜中に属する刻限である事を元就に告げといた。

―……帰ったか……。

そう思った矢先に後ろで身じろぐ気配を感じ、静かに身体を動かし振り返る。
視線が捕らえた先には大の字とはいかないものの、堂々と横になり眠る元親の姿があった。
上着を身につけてない姿で上掛けもかけずに眠るその姿に少々呆れながら元就は暫くその姿を観察していた。

―…無用心なものよな…

半ば馬鹿にした視線で元親を直視したまま元就は暫くは文机の前を動こうとしなかった…が、不意に立ち上がると音もなく元親へと近づいた。
その間、元親が起きる気配はまったくなく、熟睡しているのか規則正しい寝息を繰り返している。
元就はそっと頭の隣に座ると表情を伺うようにその寝顔を覗き込んだ。

―我の前で無防備に眠るなど…寝首をかけと言わんばかりぞ……

そう思いながらも元親の寝顔を食い入るように見つめ続ける。
そうして無言で見つめる元就の琥珀色の瞳は元親の寝顔から下へ伸びる首へと注がれ止まる。
そして誘われるようにその首へと両手を伸ばして指先で首を包むように宛てがった。
元就の無表情を貼付けた顔からは何の感情も読み取れない。

元々冷たい指先が秋夜の冷気で冷たさを増し、指先に触れた元親の体温をさらに熱く感じさせた。

―……この指に…腕に、力を込めるだけで造作もなく討ち取れよう……あるいは……

殺意と誤解し返り討ちに合いそのまま命果てる…それでも悪くない…、そんな事を思いながら元就は元親の首に指を宛てがったままその寝顔を覗き込んでいた。

静寂に包まれた室内で、触れる指先だけが熱を帯び、無心で見つめる先にある表情を琥珀色の瞳に映し見続ける。

「…………」

見つめる視線はそのままに無意識に身体は傾きを強くし、縮まる距離に口唇が触れたその刹那―

「……ん…」
「!!?」

不意に発した元親の寝息に元就は一気に現実に引き戻されると弾かれたように上体を起こし素早く身体を動かし後ずさった。
見開いたままの瞳をさ迷わせ、速まる鼓動で動揺を深め自身の行動に戸惑い困惑する。
恐る恐る元親の熱が移ったように熱い指先で自身の口唇をなぞり、その温もりに先程の光景と口唇の感触が蘇り羞恥に頬が赤く染まった。

―我は…何をした…。

殺意はなかった…それだけはよく解っていた。
首に指を宛てがったのも、ほんの気まぐれ程度の行いにすぎず…ただ…この優しい檻から逃れたいという念に駆られていた事までは認識していた。
そう、それだけだった…。それだけの感情で元親の顔を覗き込んでいた。
身を屈め距離が縮まった事も、口唇に触れた事すらも気付かなかった…。

そう…気付かなかったのだ。
見続けていたはずの瞳を閉ざして口唇を塞いで……。
―我は……

あのまま、元親の寝息が音を発していなかったら…
あのまま…口唇を触れ合わせたまま元親が目を覚ましていたら……。

そこまで考えて元就は口唇を押さえ立ち上がった。
戸惑い揺れる瞳で元親に視線を移し見つめる。
そこには変わらず眠る元親の姿があり、目を覚ましていない事を確認して安堵の息をはき、身を震わせながら瞳を閉じた。
途端に蘇る残像と触れ合わせた熱に鼓動が跳ね上がる。

―……欲しているのか……?

―元親の腕に捕われる事を…
―その熱に焦がされる事を…

一度触れ合わせた身体を再び重ねる事を…

戸惑いに乱れた思考がかつて味わった感触を生々しく蘇らせる。
熱に犯され喘ぐ様と…汗ばむ肌から零れ落ちた滴を…なにより鮮明にその先に控える苦痛と快楽を……。

傾きだした思考を否定するように一度頭を振り尚も焦がす熱をたきちるように一度深く呼吸をし視線を移した元就そのまま逃げるように奥座敷へと身を翻し姿を消した。
振り返る事をしなかった元就の瞳に、静かに上体を起こす元親の姿を捕らえる事はなかった…。



<続>




・「長月」やっと書きあがりましたvv
予定より2、3日遅れになってしまいましたがなんとか
形にできました・・・・。
でも・・、やっぱり文章で現すのは難しいです。泣
元就が無意識に口付けするシーンは静かな場面構成に
したいのに・・・なんだか違う気が・・・。泣
漫画で描くようにそのシーンのネームが鮮明に浮かび
私はやはり絵描きなんだな・・・と。泣
雰囲気が少しでも出ていればいいのですが・・・。泣
力不足を痛感した話になりました!・・・頑張って修行します!!泣
次は「神無月」ですvv
いよいよ政宗公登場ですvv微妙な関係の元親と元就。
政宗参戦で戸惑い深まる・・・。みたいなのりで・・・。
もうひとつの親就も政宗が絡みます。
こちらの方は爽やかに絡み、あちらは泥沼・・・。

読んでくださいましてありがとうございましたvv
感想等いただきますと喜びますvv
拍手等本当に励みになりますvv笑
ありがとうございましたvv

最後にこの「長月2」は「長月」にて感想をくださいましたお方様へ
捧げたいと思いますvv
感想のコメントくださいましたお方様はお一人なので心当たりがある
お方様がご本人様になりますvv
本当に励みになりましたvv
難産になった話で出来がいいといわれたらそうでもない話ですが・・。汗
コメントに励まされて書き上げたので、このお方様へ捧げたくvv

拍手をくださいました皆様へも感謝の気持ちをこめて
ありがとうございましたvv頑張ります!!!!


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