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現代パロ小説ですvv
長曾我部元親×毛利元就小説ですvv
現代パロのお話で、女性向き表現がありますので
苦手なお方様は「続きを読む」に進まないように
ご注意してください!
ー寒いなんて感じないくらい熱くしてやるよ
<紫陽花より>
長曾我部元親×毛利元就小説ですvv
現代パロのお話で、女性向き表現がありますので
苦手なお方様は「続きを読む」に進まないように
ご注意してください!
ー寒いなんて感じないくらい熱くしてやるよ
<紫陽花より>
現代パロ親就で女性向き表現が含まれてます!苦手なお方様は下に進まないようにしてくださいです!
紫陽花
通い慣れたマンションの一室…静まりかえっている室内に元親は足を踏み入れた。
梅雨に入ったばかりのじめっとした湿度の高い外の気温とは対象的に室内は寒い程に低く冷やされていた。
―すぐに来い―
素っ気ない程に短いメールを送りつけてきたこの部屋にいるだろう人物…元就は、普段全くといってよい程にメール等寄越してくる事がない。
それでも設定していた、滅多に鳴るはずがない着信音が響いた事に驚き嬉しさが込み上げたが、同時に不安感が頭を過ぎった。
何かあったのかもしれない…と仕事中にも関わらず慌てて抜けだし現在にいたる。
正直…元親も自分でかなりイカレてると思っている。こうして呼び出されればすぐに駆け付けてしまう程に元就に溺れている自覚もある…。
―さて…と、おひぃさんは何処にいるかな…と…
軽く溜息をはくと室内をぐるっと見渡たす。
照明が落とされたままの薄暗い室内で、消音が表示されたテレビの液晶だけが色彩を彩っていた。
画面に映し出された天気予報の降水確率0%の映像に幾分か眉をしかめた後、リビングから続くベットルームへの扉へと視線を向ける。
―まあ…あそこだな…
このマンションは最近、元就が自宅に帰れない時に仮眠用に購入したマンションで、ここに来るという事自体が仮眠を取りにくるという事だったりするわけで、それ以外にもう一つ理由もあるといえばあるが…とにかくいろんな意味で寝る為だけの仮住まいだったりする。
―さて…と…
音を立てないようにゆっくりとベットルームのドアノブに手をかけ開く。
室内を見ると案の定キングサイズのベットの中央に布団に丸まった塊がいた。
行き過ぎたエアコンの設定温度で寒いのだろう…、すっぽりと頭から足の先まで布団に包まり丸まっている。
そっと忍びよりゆっくりとベット脇へと腰掛ける。
ギシッというスプリングの音が室内に響いた。
「…元就…」
そう…愛おしむように名前を囁き、丸まる塊を布団ごと覆い隠さるように上体を屈め身を寄せる。
少しだけ覗いていた髪にあやすように口唇を寄せキスをする。
「……遅い…」
ぼそっと囁かれた言葉に苦笑いをし、腕を回した塊を抱きしめる。
―起きてたみたいだな…待たせたからご機嫌斜めにさせちまったか…
自分が来るのが遅くなったから拗ねている…そう思うと自然に顔が綻んでしまう。
「これでも早く来たんだぜ…」
そう言えば「役立たずよの……」と返ってきた。
「そうかもしれねぇ…」
笑いを含んだ声で応えると「もうよい」という感じにゆっくりと元就が隠れていた布団から顔を出し不機嫌に言い捨てる。
「…寒い…」
なんとかせよ…
と上目使いに見つめられる。
自ら設定したエアコンの温度だろ…と元親は苦笑いを浮かべ傍に無造作に転がされたリモコンへと腕を伸ばした。
「エアコン効き過ぎだぜ…寒いなら切ったほうが…」
そう言い掴んだリモコンの切るボタンを押そうとした瞬間、元就の指がそれを止める。
「やめよ…切るでない」
未だに布団に丸まりながら言う元就に少々呆れながら元親はリモコンを離した。
「…きるなって…寒いんだろ?」
そう言う元親の首へと、元就は腕を絡める。
「…寒い…」
「…そんなに寒いんならやっはり切」
その言葉を遮るように元就は元親の首へと回した腕に力を込め耳元へと囁いた。
「我は寒いと言っている………」
ぎゅうっとしがみつくように力を込めて首元へと顔を押し付け抱きつく元就の様子に元親は目を見開くそして理解した。
―…やっぱ…なんかあったんだな…
そう思っていてもその事には触れず、そっと元就の髪へと口付けるとゆっくりとベットへと下ろした。
気にならないと言えば嘘になる…、だからと言って聞いたとしても元就は決して口にはしない事だけは解っていた…。
話す気があるのならもう話しているだろうし、他人に隙を見せるのを極端に嫌うプライドの高い元就の秩序が許さないだろうとも思っている。
だからこうやって、弱さが伺える態度を見せる事が、少しでも頼られている気がして嬉しかった。
座った体制の足を動かしベットの上へと上がりこむと本格的に覆い被さる。
その間も首に絡めた腕を解くこともなく、元就はしがみつく腕にさらに力を入れた。
密着した元就の頭に口付けをし元親はゆっくり言う。
「…じゃあ…」
「・・・・・」
「寒いなんて感じないくらい熱くしてやるよ」
そう耳元に囁けばピクッと元就の身体が震えた。
耳の穴に舌を挿しこみ、ねっとりと舐め上げ耳たぶを軽く甘噛みをする。
暫く耳や首筋を堪能し、首筋へと舌と口唇で移動をさせ愛撫を繰り返す。
そうして暫く元就をあやすような動作をしていたら元就は小さい声で呟いた。
「……聞かぬのか?」
そのらしくなく頼りない声音に、元就の抱える事の大きさを知る。
「……あんたが話したくなったらいつでも聞くぜ…」
今はまだ…言いたくないだろ?
そう言い指で髪をすいてやると、しがみついていた腕の力が少し緩み、元親の首筋に押し付けていた顔が姿を見せた。
普段通りの無表情に見えるその表情が、逆に不安定さを浮き上がらせる。
元就は本心を隠す為に、無表情を貼付ける癖がある。
それに気がついた後は、元就が表情を無くせば無くす程、元就の内面が悲鳴を上げているようにしかみえなくなった。
「……元親…」
ふいに掠れた声で名を呼ばれ元親は目を細めた。
最中に熱に浮かされ朦朧とした状態以外で元就が元親の名を呼ぶのは初めてで・・・。
愛おしさがこみ上げ、軽くキスをし深く口付けようとした所で、ツンを袖を引っ張られ口唇を離し元就の顔を覗きこむ。
「元・・・」
「…花が…咲いておった」
突然現れた予想していなかった単語に元親は首を傾げる。
「…?花…?」
そんな元親の様子を感情の見えない琥珀の瞳がぼんやりと写していた。
「あの花は…嫌いぞ…」
呟きは気を抜けば音を見失う程に小さく元親の鼓膜を震わせる。
「あの花が咲けば・・思い出す…」
<続>
・続いてしまいました。汗
中途半端な所で続かせてしまってすみませんです。汗
梅雨が終わる前にupしないと!!と焦ってたのでなんだかおかしな文章炸裂してそうなんですが・・・。泣
続きもガツガツ書いていきますです。笑汗
テーマは「元親に甘える元就」だったりするのですが・・・。
今現在はだっ●ちゃん人形にたいになってるだけですね!笑
タイトルの紫陽花は花言葉とかで選んだわけではなく、米子の少ない
おつむの脳みそでは梅雨の花、「紫陽花」しかでてこなくて決めました!
笑
元就は梅雨が嫌い・・・という話を考えたからでもあるんですが、
雨嫌いな元就というよりは違う意味で梅雨を嫌うという話で続きも
頑張ります!
甘いエロシーンとか・・・・入れたいのですが。汗
とにかく頑張りますです!笑
感想等拍手ポチポチやコメント等で教えてくださいましと喜びますvv
読んでくださいりありがとうございましたvv
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